50メートルプールに一滴垂らすほどの量で、完全な作用をもたらすと言われているホルモンのように、人間の体内には人間の生命や精神に多大な影響をもたらす体内・脳内物質があります。
特に脳内には麻薬と同じような効果をもたらす脳内麻薬という物質がある事はよく知られています。
それは、もちろん生体内に自然に生成されるものなので、正常であれば過剰分泌されることもなく、中毒になるということもありません。
また、不純物質もなく安定していますから、その他の副作用もありません。
武当派太極拳の内丹術(ないたんじゅつ)の一部に気功があるのですが、修行の最終地点あたりに頭部に対する気功術があります。
頭部の経穴(つぼ)に気功を施すとどうなるのか?そのメカニズムがわかっていて、このような外気功術が内丹術に伝わっていたのかどうかはわかりませんが、今は、科学が進み脳内の微細な物質さえ目に見えるようになってきました。
明らかに、人間の脳は色々な物質を出して、人の心に影響を与えているようです。自殺大国と言われる日本、頭推按では、このような脳内の物質と外気功の関係も詳しく研究していきたいと思います。